沈丁花(じんちょうげ)

からだ歳時記_沈丁花

この時期によい香りを放つ沈丁花(じんちょうげ)。
中国南部が原産で、
室町時代ごろには、日本でも栽培されていたようです。
花を煎じた汁は、口内炎や歯痛の薬として用いられてきました。

沈丁花という名前は、
沈香(じんこう)という香木のような良い香りがし、
丁子(ちょうじ)のような花をつける木、という意味から。

世の中は桜の開花情報にソワソワし始める時期ですが、
あちこちの春の香りが漂いはじめています。

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黄鶯睍睆(うぐいすなく)

【七十二候】2月8日〜12日 黄鶯睍睆(うぐいすなく)

ウグイスの呼び名はいくつかありますが、
「春告鳥(はるつげどり)」というのが一番好きです。

七十二候の「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」は2月8日〜12日 ですが、
実際にウグイスの鳴き声が私たちの耳に届くのは
もう少し先になるでしょうか。

春先の、まだ上手に鳴けないウグイスの鳴き声を聞くと
4月からの新しい生活にソワソワしながら過ごした
幼い春休みの感じを思い出します。

くま出没注意!

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photo by Atsuko Takeuchi

年末の慌ただしい時期、
仕事が忙しかったり、連日忘年会があったり
何かと疲れやすく、そしてその疲れが顔に出やすい季節でもあります。

とくにわかりやすいサインが目の下のくま。

一口に「くま」といっても、いくつかに分類できます。
ここでは、黒くま・茶くま・青くまの3つに分けて簡単に説明します。

まずは黒くま。
主な原因は加齢や生まれつきの骨格です。
こうやって文字にすると身も蓋もないですが……。
涙袋の下に脂肪が突出して、それが陰を作って黒く見えるというわけです。

お次は茶くま。
こちらは紫外線や色素沈着が主な原因。
目の周りを強くこする習慣のある方がなりやすいようです。
目の周りのマッサージやお化粧を落とすときは強くこすらないように注意です。

そして青くま。
主な原因は血行不良です。
冷えや疲れ、睡眠不足にストレス……。

青くまが気になっている方、きっと心当たりありますよね?

意外なところだと、鼻づまりが青くまの原因になることもあるようです。

手っ取り早い解決法はあたためること。
レンジで蒸しタオルを作って目の上にのせるだけでもOK!

手軽にできるツボ押しもオススメです。

http://www.k-salad.com/life/bigan/003_1.shtml

この時期、肝臓を酷使する方もいらっしゃるかもしれません。
肝臓や腎臓は解毒したり、
老廃物を取り除いたりして血液をきれいにしてくれています。
肝臓・腎臓の機能が低下すると、血液が浄化されにくくなり、
血流も滞って目の下にくまがあらわれることがあります。

肝臓は不調があっても痛みを感じないので「もの言わぬ臓器」といわれますが、
注意深く身体に耳を傾けてあげれば、
ちゃんとサインを出しているんですね。

さて、今年も残りわずか。
熊は冬眠しますが、目の下のくまは冬こそ要注意です。

身体をいたわりつつ、よいお年をお迎えください☆

20代でも五十肩に!?

地始凍

Photo:Atsuko Takeuchi

七十二候ではこの時期「地始凍(ち はじめて こおる)」。
字面を見ただけでも冷え冷えしますね……。
朝晩は寒くても日中は暖かかったりなんかして、
風邪をお召しの方も多いのでは?

さて、今日のレッスン前のこと。
つい最近50代に突入したばかりという女性とお話していて、
彼女が五十肩のつらさを切々と語っていました。

とそこへやってきた20代女子が

「私もこの間まさにそんな感じでした! もしかして私も五十肩ですかね…?」

詳しく聞いてみると、可能性がないわけではないので、
病院へ行くことをお勧めしました。

四十肩や五十肩というのは呼び方が違うだけでどちらも
「肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)」
のことです。

筋力が弱ってくる40代や50代で発症することが多いのですが、
実は20代でもなる可能性はあります。

こんな動きをして痛みが出るようなら要注意!
https://www.selfdoctor.net/q_and_a/2003_10/kata/05.html

ただ、原因がはっきりしないため、予防のしようがないというのが厄介なところ。
四十肩・五十肩はふだんから運動していても発症する人もいます。
逆に、仕事やスポーツなどで肩を酷使している人は発症すると治りにくいという話も。

初期段階で、どのように対応したかによって治り方に差が出ます。
炎症を起こしている状態なので、無理に動かさないようにして安静にすることが一番です。

四十肩・五十肩は、放っておいても治りますが、
そのまま動かさずにいると「凍結肩」に。
凍りついてしまったかのように動かせなくなってしまいます。

もし不運にも四十肩・五十肩になってしまったら、
痛みが強い初期の段階では無理に動かさずに、
病院で診断してもらって、お医者さんからGOサインが出たら、
動かせる範囲で少しずつ動かすようにしましょう。

まったく、凍りつくのは地面だけにしてほしいものです……。

食欲の秋! あなたの胃は大丈夫…?

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photo:Atsuko Takeuchi

先日、ヨガのレッスンで、
「なんだかここ数日、やけに肩がこるんです」
という生徒さんが。

「ついつい長時間パソコン使っちゃうからかな」とか
「気温が下がって冷えたからかな」とか……

いろいろお話を聞いた挙げ句、
身体を触らせてもらうと、背中の左側が異様にこってました。

そして「そういえば、なんだか胃の調子も悪いんです」と。

たぶん、原因のひとつ、それだと思います!

私は医者ではないので、診断はできないのですが、
胃の不調が首・肩・背中のコリにつながることがあります。

今の時期、
東洋医学では、ただでさえ胃の不調が起こりやすい時期とされているのに、
秋は、美味しいものがいっぱい!
でも、食べ過ぎは要注意です。
食欲の秋、ここぞとばかりに食べ過ぎていませんか?

一節には、胃のはたらきが鈍いのを、
食べることによって胃を動かしてごまかしているのではないか、という話も。

あなたの胃は元気ですか?
腹八分目を合い言葉に、この時期を乗り切りましょう!

こんなシートで、胃の状態をチェックしてみてもいいかも。

https://www.selfdoctor.net/check/2002_12/form.html

最近、ついつい甘いものに手がのびる、という方も要注意です。
胃のはたらきが悪くなると、
身体は手っ取り早くエネルギーになる甘いものに頼ろうとしてしまうことがあります。

あなたの胃が発しているSOSを早めにキャッチして、
いたわってあげてくださいね。

胃は直接触れないので、
手のツボを押してみるのが、
すぐにできるし、カンタンなのでおすすめです。

ツボというか、手のひらにある胃に相当する部分なのですが、
手は親指の下あたりのふくらんでいる部分をほぐします。
http://tsubo-hayami.com/hand/

触ってみて、痛いな、と思った方、
胃が弱っている可能性大です。
気が向いたときにほぐしてあげているうちに、
いつの間にかなんともなくなるはず。

健康は日々の小さなケアから。
元気な胃で、美味しい秋を堪能しましょう♪

こぶら返り? こむら返り?

子どもの頃、祖母が足が痛そうな顔をして「こぶら返りだ」というのを
なんとおそろしげな名前の現象なのだろうと思った。
蛇の「コブラ」を思い浮かべ、
きっと、蛇に噛まれたように痛いのだ、と勝手に納得した(そもそもこれは勘違いだけれど……)。

「こむら返り」のことを「こぶら返り」と記憶していたのは、
私の聞き間違いだったのか、
それとも祖母が間違って「こぶら」と言っていたのか、と思いつつ調べてみると
「こむら返り」とも言うし、地域によっては「こぶら返り」とも言うようである。

「こむら」というのは「ふくらはぎ」を指す古い言葉だ。

平安時代の漢和辞典である『類聚名義抄』に
「転筋 コムラガヘリ」の語が見られる。
まさに筋肉がひっくり返ったかのような感覚の現象なので
こうしてみると妙にしっくりくる。

その「こむら」の語源は「瘤(こぶ)ら」であるとか「小叢(こむら)」であるといわれている。

前者はこぶのようにもり上がったふくらはぎの形状から。
かつての日本人は、現代人に比べたら、発達した腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)を持っていそうである。

後者は肉のかたまりを「肉叢(ししむら)」と言ったことから。
大きなももの筋肉たち(大腿四頭筋・ハムストリング)を「大叢」といい、
それに比べると小さなふくらはぎの筋肉を「小叢」といったとか。

いずれにせよ、近世になって「ふくらはぎ」という語が生まれ、
「こむら(こぶら)」という語は江戸時代になると姿を消してしまった。

なぜ「こむら」が「ふくらはぎ」という言葉にとってかわられたのかはわからないが、
「こむら返り」という言葉の中に残り、
これだけ日本人の生活様式が変わっても今なお生き延びている。

こむら返りについては以下のリンク先にわかりやすくまとめられている。

・こむら返りとは
・こむら返りの原因は?
・こむら返りになったときの対処法

動画

寒蝉鳴(ひぐらしなく)

【七十二候】2014年8月12〜16日 寒蝉鳴(ひぐらしなく)

明け方にヒグラシが鳴いているのが聞こえました。
今はちょうど七十二候では「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」。
ヒグラシは明け方や日暮れなどの気温が低いときに鳴くそうです。

この鳴き声を聞くと、夏の終わりを感じてなんだか切ない…

でも、この切ない感じがたまらなく好きです。